あなたの明日に西京銀行

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心臓からの溜息ともとれるほどの憂鬱の塊が
毎日生まれている。

きっとまた発生しては消耗して無くなっていく。
その憂鬱を人差し指みたいなもので、
そっとほぐしていく行為を汗を滴り落としながら繰り返す。
すべてが連動していると錯覚するのは、
退屈の色で染めているからなのか。

その二面性に混乱することで、既に終わっていることでも
本当は終わっていないと信じ込もうとする妄想を必要としてくる。
まだこのままとジッと五分ほど歩いた気になって、
混乱のこともよくあることだと動きを否定も肯定もしない。
草臥れた皮膚のようなものから別れを告げられて、
すぐに再生してしまうだろうという憶測もそんなお手軽に
現れてこない。

覚えておいてほしいという物に限って、
いつか確実に消え去ってしまう。
その気持ちほど当てにならないものはない。

引っぱり出したり隠したり、閉まっておくのを忘れてしまったり。
これからのことだけを思い描くほどの器ではないことを知ってみたりする。
まるで何かをきっかけにして、それから全てを一変することを単純に
願うのも別に勝手なものだとして片付ける。

そんなに長い間じゃないと思いこんで借金を案じる。
また借りようきっと返そうと覚書を心の中で書いている。
可愛い借用書と別れるために、
新たに銀行から融資を受けることを視野に入れる。
もし借りれたら感謝するのだろうか、それとも返済が終わったときに感謝するのだろうか。
別にそこまでの心境を洞察することもないはずだ。
ほどほどにまんざらでもない事業融資を受けるためには、
それなりに信用も必要になってくる。
いっそう何かそれを邪魔する情報があったとすれば、
難しいという回答に距離を近づけることになるのだろう。
ビジネスローンは銀行だけじゃなくて、消費者金融でも事業者ローンを扱っている模様。
一つずつあたってみて、よく解りえた会社へ申込すればいい。
でもまたすぐに違うところを探す状況だって考えられる。
そう返済も残っているとすれば、例えそれが低金利であったとしてもそれは借りない方がいい。
  

西京銀行で手続きをしてもらって早めに
郵送してくれるようです。
たくさんの雨を降らした空はどこかへ行って
しまってオレンジ色に光る空がどこまでも
広がっていました。小さく向こう側に虹が
かかっているのが見えて、何だか幸せな気持ちに
なりました。毎日トラブルや悩みはあるけれど
この町と親切な人に会えるのが嬉しく感じます。
自分ひとりだなんて絶対生きていけないけれど、
たくさんの人たちのサービスや、心づくしで
気持ちを救われるなら、本当に感謝です。
私の心を気付かせてくれたそんな一週間でした。
  

自転車にまたがってぐんぐん風を切って進んでいるつもりでも
あまり進めていません。ここは少しいくと坂が多くなるからです。
自転車を降りて手で押していくことにしました。
そしたら、晴れていたのに一気に雨が落ちてきました。
夕立なんて聞いていないという感じでした。
その日はスーツを着ていたので、せっかくクリーニングに出したのに
と少し落ち込み気味です。しかしここで引き返すことも出来ないので
まっしぐらに銀行へ行きました。
警備の方が大丈夫ですかと声をかけてくれました。
結構な雨にふられて、でも失くし物が失くし物だったからと
急いで窓口に行きました。事情を話すと、親切に話を聞いてくれ
手配と再発行を手際よくやってもらえました。
我に帰ってハンカチで顔を拭いたら、外は晴れていました。
西京銀行で良かったと思いました。  

歩くことの歩幅を考えめぐらせ
前に進むことがどれほど大切か感じられた
一週間でした。暑い暑いと毎日が灼熱だった
都会ですが、私の住む場所は比較的に過ごしやすい
ところです。毎日の朝食が魚で始まる日本的な家です。
通勤先まで自転車で通っています。
きれいな浜辺が白く黄色く光って目を楽しませてくれます。
どこまでも続くこの風に押されて自転車をこぐのが大好きです。
そんな私は、月曜日に失くし物をしてしまいました。
祖母にもらった小物入れです。そんな簡単に失くすものでは
なかったのに、へらへらして行動はしていなかったのに
もっと気を引き締めていかないと駄目だと思っていました。
とにかく、その小物入れに通帳を入れて失くしたので
銀行に届けにいきました。
西京銀行まで自転車を飛ばしました。